院長挨拶
本日は、当クリニックのホームページをご覧頂き ありがとうございます。私は、院長の大槻一博でございます。当院の特徴をご説明申し上げます。
◎ かかりつけ医としての仕事を重視する。 かかりつけ医は、患者様の頭の先から足の先まで、どんな体調の変化にもご相談に乗れることが必要です。皆さまは体調が悪くなった時、何科に受診すればいいのか悩むことはありませんか?たとえば、気持ち悪く、目も痛いし、耳鳴りもするし、腰も痛い・・・・この様なときこそ何でも相談できるかかりつけ医が必要になるのです。広い知識ですべての領域の見落としてはいけない疾患を早期発見し、自分で対応できるか、大きな病院を紹介するべきかの判断が出来ることこそ、かかりつけ医に必要な資質です。 このため、内科以外を標榜せず、あまり専門性を打ち出しておりません。
◎ 日本人の3大死因の内の2つである心筋梗塞や脳梗塞の原因になる動脈硬化の進行を見逃さない。 高血圧、脂質異常症(悪玉コレステロール高値、中性脂肪高値など)、糖尿病、メタボリックシンドロームなどによって進行する動脈硬化は、実際に心筋梗塞、脳梗塞で倒れるまで全く症状を出さないことが一般的です。当院では、頚動脈超音波検査を導入して、軽症から重症まで症状が出ない動脈硬化の進行具合を確認しております。検査をしてみると、この方の動脈硬化は軽いだろうと経験的に思われる方でも、予想外に進行している場合も多々見られます。
◎ 病気や治療を理解し、薬を理解してから内服して頂く。 風邪で起こる熱はどうして出るのでしょうか? 答えは、病原体と戦う身体の防衛反応が起こしているのです。細菌が人間に感染するのは、36℃台の温度が増殖するのに最も適しているからで、細菌と戦う武器である抗体が出来るには時間が必要なので、十分な抗体がない感染したばかりの時期には、自分の身体が体温を上げて、細菌が発育し難くなるようにして、敵の攻撃を食い止めているのです。この話から、安易に熱を下げるのが良くないことが理解できると思います。仕事が出来るようにと安易に熱を下げるのは危険な治療になります。私はこの様に、原則的になぜ薬が必要なのか、なぜ使用しない方が良いのかを説明し納得して頂き、治療を行っております。
以上が私の私見で、我がクリニックの特徴でもあります。よろしくお願い申し上げます。